三十にして立つ

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「デザインの話につなげると、僕はこの伝票の裏を見て形が面白いと感じた。これはね、宅配伝票だけど裏を返してみたら、モダンなアートデザインのように見えたんです。今の人は、とても忙しい毎日を送っているかもしれないね。忙しさの中で、身近なことを見過ごしてしまうこともあるよね。あるいは、スマホに気を取られてしまったり。何か、遠くや先のことを考える前に、リアルで実感のある生活に目を向けてみるのはどうだろう」という染色家 柚木沙弥郎氏の言葉がある。

昨夕、2時間ちょっと美術談義を楽しむ。打てば響く仲間と語り合えば、明るく愉快な気持ちになる。彼は30歳。相変わらずヤンチャ坊主のまま。新しい何かを求めて尖った感性で行動している。今よりカッコよくなりたい。そんな意欲が頼もしい。ただし、カッコつけじゃない。イラストの虫。制作に没頭。ネタ探しも怠らず、興味の範囲も広げる。ヒントを見つけるために、好き嫌いの壁を越えて学ぶ姿勢は成長の証し。自分のスタイルは自分で創っていく。こんな大切なことに気づいて実践あるのみ。この夏の作品展も頑張れ!さらなる進歩のチャンスにしていこう!