実るほど頭を垂れる稲穂かな

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉がある。これは、稲の穂は実るほどに穂先が低く下がるように、すぐれた人は知識や素養が深まるにつれて、謙虚な姿勢になってくることのたとえ。稲が生長するには稲の資質の良さだけではなく、肥えた土をはじめ、適度な水や日光などがなくてはならない。いろいろな要件が満たされて、重なり合うことで化学反応を起こし、稲穂の中身はだんだん大きくなっていく。さまざまなことのはたらきがあって中味が実っていくのである。

それ故、その人なりに努力したことが深まり身に付いてくると、自ずと人格も形成されて、上手くいけばお陰様と謙虚になり、そうでなければ努力不足と自制を促していく。何ごとも自分ひとりではできないことだらけだと悟り、いつも周囲の人たちを思いやり感謝の気持ちで接することが大切なのだ。どんな時も平静であれば、それでいいじゃないかと思うけど、成功して目立つと嫉みや妬みに会いやすいため、実るほど頭を低くした方がよろしいとしている。

昨夕、レノファ山口アンテナショップのリニューアルオープンの目玉として、イラストレーターりおた君がデザインしたスペシャルイラストラッピングのシャッターがお目見えする。私は所用でオープニングには間に合わなかったが、近所なので歩いて見に行くと、りおた君がまだいたので、しばし雑談してから帰った。その変わらない人当たりの良さは、いい意味で変化し続けているからだろう。このまま活躍していくことを祈る。レノファとともに上のステージへ行こうぜ!