Singing In The Rain

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昨朝、ゴミの収集日だったため、置き場に持って行ったところ、その場所から川を挟んだ向かい側の道路に、ビニール傘をさして歩く若者を発見する。だけど、空は曇天だったものの、まだ雨は降っていない。う~ん、それなのになぜ傘をさして歩くのか?そこであれこれと理由を想像してみる。まあ、どうでもいいことだからこそ、できるだけ善意的な答えになるように考えてみた。

実はなんでもない日常を美術鑑賞するように楽しむことが好きだ。目の前のことを少し角度を変えて見つめて、そこには味わい深いものを掘り出す。ちょっとしたものをヒントに、勝手に物語をつくっては面白がっている。ちなみにこの時のことは、朝から軽やかな動きをしていたから、往年の名作映画「雨に唄えば」の主題歌の歌詞の一節と同じで「雲を見て笑ってる 頭上の暗い雲を 太陽は僕の心にあるのさ 愛する準備はできてる♪♪~」というくらいハッピーな気分なのだろう。梅雨空の下で今にもスキップしそうな後ろ姿が印象的。嗚呼、やっぱり若いっていいなあ~。爽やかな気持ちの朝になった。