「頑張る」という言葉の語源にはいくつかの説がある。例えば、豊かな土地を荒らされたり奪われないために、じっと動かずに両の眼を開いて見張っている様子から、「眼を張る」が転じて眼張るになったと言われるもの。次に他人の意見を聞かずに、自分の考え方を押し通す行動から生まれた「我を張る」で、自分の利益を優先させることから、あまり良い意味で使われていない。
そして、一般的なイメージに近いのは、その人自身がやりたいことに対し、こつこつと努力を繰り返しながら取り組み、それを究めるために頑な姿勢で踏ん張るにちなんだ「頑張る」だ。いわゆる仏教でいう精進と同じで、いまだ誰も行っていない善行為を、これから行うために最善の努力をすることを指す。
コサカダイキ君はよく頑張っている。いつもいろんなことをあれこれと悩んでは前を向いていく。彼は友人に「おまえは考えすぎだ」と言われるのは、それだけ強いこだわりを持っているから。その時その時の小さな気づきを大切にしては、自分なりの視点で深く掘り下げながら学ぶことが好きだ。このまま周囲の雑音に惑わされず、心に響くものを信じて創作していけばいい。もっともっと若い時の苦労は買って頑張っていこう！
