勇気

f:id:gallerynakano:20200624221709j:plain


美術をやっていきたい人はいつも勇気を持っていこう!自らの作風を究める姿勢を失わずに、個性を維持できるよう努力していけばいいのだ。その時代に流行っているものに合わせていくのはそんなに難しくはない。尊敬して見よう見まねして学ぶことは大切なことだけど、表層的なものを抜け目なく見よう見まねして、如何にも創造的にやってる感を出してはいけない。自分が流行の先頭に立っているのだという自負を持って取り組んでいくこと。まずは美術の世界にしっかりと立っていけるように、自分らしさを求めて多種多様な創作に触れていくのだ。

つまり勇気というものはただ頑張っただけでは得られるものではない。どんなに素晴らしいテクニックを身に付けたとしても、それはあくまでも創りたいものを具現化するためにあるもの。そこに人生観や精神性の裏打ちがなかったら、創作への実感が生まれないため、勇気は決して生まれることはない。その人らしい強みを持ちたいのなら、向上のための創意工夫を何度も繰り返し、いくつもの手ごたえを感じることで、人間性が鍛えられて勇気が生まれてくるだろう。

この世の中は進歩しなければ、後退していくとされている。言い換えれば、何も進歩することも後退することもなく、そのままのところに留まることはできない。例え自分のパーソナリティは変わらなくても、世界は常に変化していくものだから、じっと動かなかったら取り残されてしまうかもしれない。どこまでも自分らしい世界観を肯定するために、様々なことに挑戦していって、乗り越えようとして深く学ぶことで、新しい勇気が湧いてくることでしょう!