Let it be

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ビートルズの名曲「Let it be」。この曲を創ったポール・マッカートニーは様々なことに思い悩んでいたある日のこと、夢枕に天国の母親が現れて、前向きになれる言葉を語り掛ける。「あるがままに」、「なすがままに」肯定的に生きなさいと言い、すさんだ心を温めて、慈悲深くなるように悟らせてくれた。翌朝、心地よく目を覚ましたポールは、すぐにピアノを弾いて作曲して、ファンのハートを揺さぶる名曲を誕生させたのだ。
昨日、仲間のご親族のご葬儀に参列した際のこと。故人が好んで聴いていた「Let it be」が流れて、なんともやるせない気持ちをやわらげて、少しばかり心のよりどころを取り戻す。一寸先は闇だなんていうけど、その一寸先にあるのは光なのかもしれない。なぜなら、生きていればいろんな悲しみに出合うけど、その分だけ名もなき平凡な日の価値がわかってくる。もしかしたら、絶望の隣りには希望がそっと立っているのかもしれない。そんなことを帰路の車内であれこれと考えてしまった。人生は儚いから今を大切にしなくちゃならない。生きるということを深く考える1日になった。合掌