センスがいい

f:id:gallerynakano:20210720230035j:plain


先週、NHKチコちゃんに叱られる!」の疑問「運動神経がいいってなに?」の答え、「生まれ持った才能よりも繰り返し練習したおかげ」に、目から鱗が落ちてしまった。いわゆる運動神経がいいっていうことは、自分のイメージ通りに体を動かせること。そもそも運動神経とは才能やセンスではない。脳と筋肉をつなぐ神経そのもの。どう動けばいいかの指令を送る能力に個人差はない。しかし、運動神経がいい人は、脳の中に適切な神経回路を作られている。最適なルートから筋肉へ指令を出すことができるようになる。

ちなみに運動神経がよくなるためには上手くいった体験を積み重ねること。反復練習によって神経回路に良いイメージを刻み込んで、体が自然に動き出すようになることを目指す。運動神経を向上するためのポイントは3つで、1つ目は上手い人の動きを真似することで感覚を掴むこと。頭の中に適切なルートを発見しやすくなる。次は上手くいった動きは繰り返し続ける。頭の中に適切なルートを固定化し、良い動きが体に定着していく。3つ目は練習中の自分を客観的に見ること。動画などを使って自分自身を映して、いい動作だけを脳に定着させるのだ。

つまり、成功体験を繰り返していけば、誰でも運動神経はよくなる。少なくともその人にとって最高のパフォーマンスが発揮できる。努力した人のみがたどり着けるものだと結論付けていた。美術センスもまったく同じこと。その良し悪しに才能は関係ない。ただ我武者羅にやるではなく、個性的なものを育みながら最大限の努力すること。自分らしさを手に入れることが大切になるのだろう。