籠球

f:id:gallerynakano:20210809001835j:plain東京五輪中にすくすくと育って、まだ誰も見たことがなかった場所に、美しくきれいな花が咲き誇った。これをシンデレラストーリーと言わずしてなんと言えばいい。私は偶然テレビで予選リーグを見た時に彼女たちの存在に気付いた。とにかく俊敏な動きと頭脳的に走り回って、相手チームをかく乱してペースを掴み、的確なシュートでポイントをゲットしていく。いわゆる勝つためには華やかなプレーではない。できることをこつこつとやり続けるしかない。どんな時も全力を尽くすことが大切なのだ。

さらに、心を打ったのはチームの明るいムード。みんなが同じ目的へ向かって切磋琢磨している。コートもベンチも選手一丸なのは一目瞭然。チームワークは新しい挑戦を何度も繰り返し、ようやく結束してまとまってくる。名伯楽の情熱によってバスケの本質を知り、深い関わりを確かなものにする。たからこそ、五輪6連覇中の米国が本気になってしまい、うかうかできない存在に成り上がる。このことは銀メダルより価値があって、この流れのまま世界と渡り合うのだ。きっと、これからは注目競技になるはず。そして、指揮官の熱い言葉を楽しみに応援していこう。