「未熟ということは大切なんだよ。僕だって未熟。天狗になったらおしまいだよ」という名言がある。
いわゆる未熟とは発展できる可能性があること。新しく何かが生まれそうな期待感の持ち主を言う。それゆえ、未熟をプラスの面から考えていくことが大切になる。まだまだ未来のある素晴らしいことだと前向きに捉えること。よく世間の人たちは出来上がっていることを称賛するが、結局のところ、これから伸びる余地が少ないことを意味するので、そのことを喜んでばかりはいられないのだ。
つまり、いつまで経っても未熟さを肯定し、謙虚な姿勢で取り組んでいく。既存のことができれば、それでいい訳ではない。今の能力に満足せず、どこまでも努力する。言いかえれば、未熟で失敗することを恐れてはいけない。失敗は成功するまでのデータ収集。なりふり構わず挑戦すれば、どんどん才能は洗練化されていく。この世に完成なんてものはない。時代が変わるから完成の基準も変化する。未熟さは永遠に続いていくもの。終わりなき創造の旅を希望で照らす起爆剤にもなる。
