いわゆる自分にはそれほどの多くの才能はないから、 そこまでのことをやってもできないなどと、思い込んでしまったら進歩することはできない。 とにかく、自分はここまでの人だと自分で限界をつくらずに、今できることから努力して向上しようという、意識と姿勢で取り組むことが大切になる。まるで緊張感がなくて、ぬるま湯につかっているようでは、何をやっても成し遂げることはできないだろう。
つまり、人は自分を活かすためのアイデアを持ち合わせていないと生きていけない。目の前の課題にどのように対処するのかによって運命は変わっていく。もちろん、それは他人のものを盗むとか、人の真似をするとか、人のふんどしで相撲を取るようではいけない。アイディアは普段の生活の中から養っていくもの。寝ても冷めてもひとつのことに没頭するほど、熱心にやるうちに思いもかけぬ良いものが授かるのだ。