下意上達

巷でよく耳にするボトムアップ(bottom up)。この言葉は「底上げする」や「下から上げる」という意味で、そこから組織の底部(ボトム)の意見や提案を吸い上げて(アップ)、それによって意思決定する下意上達のスタイルのことを言う。
ちなみにボトムアップの対義語はトップダウンで、組織の上層部が決定した方針に従って行動していくこと。そのメリットは意思を統一しやすく、組織全体を一体化させられるので、スピーディーな判断が必要な時に役立つことが多い。しかし、デメリットとしては組織の上層部が現場の実態などを把握しにくいため、生き馬の目を抜く市場で取り残されてしまう恐れがある。
特に現代はデジタル技術が飛躍的に伸びて、次々に斬新なものが創り出されている。これまでにないものばかりで、昨日の常識は明日の非常識になりやすい。だから、組織にいなくてもボトムアップを意識していく。上昇志向の高いデジタルネイティブたちと交わり、いろんなことを素直に学ぶことが大切になったのだ。つまり、老いては子に従え。私はいつも若者たちに助けてもらっている。