勝てば官軍、負ければ賊軍

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「勝てば官軍、負ければ賊軍」とは、戦いに勝った方が正義になり、負けた方が不義となる
ことで、道理はどうあれ強い者が正義者となるという例えで、この言葉はゲームの過程を
知らない人たちが結果だけを見て好き勝手なことをいう時に一番使われているような気がします。

ところで、母校サッカー部が高校選手権予選で敗退して以来、「(母校)かつてほどの強さはない」
と、賊軍のように囁かれている場面に出くわすと、高校サッカーに興味のありそうな方には頼まれ
なくても母校と山口高校戦など、ディープに解説して理解を求め、そうでもない程度の方には
負け惜しみだと思われるのもしゃくなのでスルーしていますが、どちらからも必ず出てくる
キーワードは「監督」。

前監督がいなくなってから2年連続選手権を逃したことで、どうしても危ういイメージが生まれますが、
私は監督の能力問題だけではない考えています。それは、根性や精神力を掲げて戦う高校サッカー
スタイルはひと昔前のことで、当時は情熱のある監督が絶対的な存在でしたが、現代は小学生から
高度な技術や戦術などの情報が浸透していて、よりサッカーが進化している時代には監督の力だけでは
簡単に勝つことができなくなりました。

ちなみにこのことは数年前から気がついていましたから今年の3月にサッカー部の有志の方々と
勉強会を開かせていただいたりと私にも何かできないと常に考えています。

なお、今の時代に知るには、やっぱり勝った山口高校サッカー部の選手たちや監督・コーチを
見つめることが大切で、そこにあることを理解していくことが勝利への第一歩だと思います。