2度目

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何かを学ぶ時には、「勉強しよう」「知識を得よう」という姿勢に
とどまらずに、まったく知らない人に説明するにはどうしたらよいかを
意識するといいでしょうね。
そうすることで理解が格段に深まるんです。 
                                    池上 彰
 
という言葉を意識して、山大で2度目の講義してきました。
ちなみにタイトルは「そうだったのか!ギャラリー・画廊」で、21歳の時から家業の
ギャラリーの仕事に就いてから25年間に経験してきたことを90分間の授業の中で、
あれやこれや迷走しながらも子供の頃から阪神ファンだったことなども含めて
熱く語らせていただきました。                        
 
なお、主な内容は下記のとおりで、
 
■ギャラリー・画廊とは?
・美術作品を展示するスペース。作品展を企画できる組織。
■営業形態
①企画展示 美術家の個展及びグループ展を企画して売上金で運営する
②貸し展示 個展及びグループ展を希望する美術家に会場をレンタルする
■独自能力
他の組織と同じことをよりうまく行うのではなくて、他の組織とは異なる見方、
考え方による価値実現を目指します。
・風土創り わかっていても簡単に真似できない仕組み
■美術家重視
美術家一人ひとりの威厳を守り、美術家の独創性と知識創造をサポートする
・美術家が自由に発想でき、発表できるような環境を意図的に準備できる
社会との調和
美術家は社会の一員であるとの考えにもとづいて社会に貢献する
・生存 誰でも美術家として生きる権利を有する。この権利は守られている。
ただし、美術家としての社会に存在する権利は、その美術家の才能次第。
 
以上のような感じで、昨年のようにひたすら話し続けた時よりは少しは
マシだったような気がします。
また、受講した3年生の感想文をもらえるので、それを読んでしっかり反省して
来年度に生かしたいと思います。