人間社会において、天才型と呼ばれる人物はほんの一握りにすぎず、
その大半は努力型が占める。プロ野球とて同じこと。いや、たとえ天才
であれ、その才能だけで成功を収める選手は皆無に等しい。
もちろん、単純な作業を続けることは簡単ではない。素振りなんて
おもしろくもなんともないし、ただつらいだけである。しかも即効性が
ないから、いつになったら成果が現れるからわからない。
それでも私が持続できたのは、故郷へ錦を飾りたい、母親を少しでも
楽にさせてやりたいという思いが支えとなったからだ。
夢と目標を明確にして、自分の意思で行動してきたのだ。
野村克也(エースの品格より)
今日の午前中は年に1度の大学での出前講義に行きます。
その中で、「夢と目標を明確にして・・・」という言葉を引用して、
ゆとり教育で育った若者たちへのエールになると思い、
語るつもりですが、果たしてどうなりますのやら。