人生を味わう

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人生を味わうことと、人生を享楽することを似てもって大いに非なるものだ。
前者は努力の果てに人生の意味を知ることであり、後者は単なる生命の
消費にすぎないと思う。
苦労や努力が喜びや楽しみや、また誇りにつながっていくという実感――
すなわち「体験」の中に、人生の味も秘密も隠されているのではないだろうか。
 
                                 川上哲治
 
子どもの頃から阪神ファンの私にとって川上監督が率いた兎軍は憎くむほど強く、
また、小3の時に最終戦で優勝を逃した時の悔しさは今もハッキリと覚えている。
 
だから当時ペナントレースで勝てないのなら応援で兎軍ファンに勝つという、
わけのわからない志を勝手に立てて、「全選手の名前を覚える」、「歴代の
名選手の名前を覚える」、「一軍選手の名前を漢字で書けるようになる」
と、自発的に勉強したため、ファンを通り越して阪神馬鹿になってしまった。
 
そのように考えれたら私の人生に大きな影響を与えたのは川上監督だったの
かもしれない。観測史上最高に寒い冬に頭が冷やされてようやく気がつき、
ただいま市立図書館で川上氏の著書「遺書」を借りて読んでいます。
 
ちなみにまだ半分も読んでいないけれど・・・悔しいくらい面白い。
くそ~、もっと早く気がついて学べば良かったなあ~~