※画像は2,005年6月19日の総体予選優勝の時のものです
すべての県大会決勝は母校と西京が対戦。母校は中盤を基点にアイディア豊かな
構成力とフォワードの破壊力で攻撃する。対する西京は豊富な運動量を武器に堅い
守備からの高速カウンターは簡単には止まらない。どのゲームも1点を争う肉薄
した激戦が繰り広げられて、一瞬たりとも目を離さなかった。極限の緊張感がピッチ
から伝わってきた。今でもどのゲームのことも簡単に思い出せるほど凄かった。
ただ、こんな過酷な戦いのおかげでチームは一皮むけて大きく成長を果たす。
2回戦から登場した全国大会では、強豪校を次々と撃破して勝ち上がらせた。
サッカー部が悲願の国立へ行けたのは、やはり県内に強力なライバル校の存在が
あってのこと。突然の悲しい出来事を乗り越えていく強い決意と切磋琢磨で養った
生まれた本物の情熱がびくともしなかった「国立」という名の夢の扉を開かせた。