主体性

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3・11を経て、以前のように楽して生きられない状況になった。
主体性を持って、社会を変えていかなければならない。
芸術家としても行動を起こすべきだと考えます。
 
                      村上隆朝日新聞記事より転載)
 
美術作品は人それぞれ好みが異なるため、どれが正しくて、どれが間違い
なんてものがなく、ハッキリとしない世界で観る人によって評価が違ってくる。
だから作者はポリシーなどを磨いて、メッセージを光らせて曖昧な作品に
ならないようにしなくてはならない。
 
ちなみに美術をAKBに置き換えたらよくわかる。えー、何がって?
それはざっくりと見たら若い女歌劇団。遠目からでは個性がわかりにくい。
しかし、もう少し近づいて数名の小集団で見た時には視界に入る微妙に違った
組み合わせができていて、計算された美しい輪があることに気が付く。
さらにもっと近づいて、一人一人をじっくりと見れば、大勢の中からビビッと
伝えることができる差別化に成功しているメンバー。「可愛い」、「踊れる」、「歌が
うまい」などの一芸では売れない時代。集団化することで目を惹き、それぞれの
メンバーが他者にない個性をアピールするための主体性が求められている。
 
AKBは美術と同じで、多くの視点から観られることを意識した集団。
しかし、その実態は一人一人の主体性を追求していく競争の中で成り立っている。
こじつけだけども今の時代を生きていくのに必要なものが共通していると思います。