一円相

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丸い卵も切りようで四角             日本のことわざ
※丸い卵も切りようで四角とは、同じ意味のことを言うにも、
言い方によって受け取られ方が違ってくるというたとえ
 
「一円相」とは禅の世界では悟りの境地を表している言葉。丸い円を描くことは
円満な悟りの境地の表明であるとして古来より禅僧の間で好んで描かれてきた。
 
でも、最初からきれいな円の人はいないだろう。円になるまで、あちらにぶつかり、
こちらにぶつかり、角を削ることなく、角を人に当てないような所作ができるまで
多くの人と出会って自分を教えてもらわないと円にはならない。
 
そう、世の中で一番わからないのは自分自身。
自分を知るにはいろんな価値観を持っている人と触れなければわからない。
 
ただし、八方美人は八方塞がり。調子よく人に合わせて何にも得られない。
自分らしい一円相を描くために好き嫌いなく人と出会うように心がけよう。