歌にして 汗にして

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私は私の中へ帰つてゆく 誰もいない
何処から来たのか? 私の生まれは限りない

私は光のように偏在したい だがそれは不遜なねがいなのだ
私の愛はいつも歌のように捨てられる 小さな風になることさえかなわずに

生き続けていると やがて愛に気づく
郷愁のように送り所のない愛に……

人はそれを費(つか)つてしまわねばならない 歌にして 汗にして
あるいはもつと違つた形の愛にして
                           谷川俊太郎「六十二のソネット
 
今年のタイガースも新しい愛情を欲求してきます。
 
いつもどうしてこんなに違った形の愛があるのでしょうかね?
 
まあ、タイガースって人生を学ぶには最高の教科書!
 
多くの感情が生まれるから自分という人間の存在がわかります。