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「門前の小僧習わぬ経を読む」とは、日頃から見たり聞いたりしているものは、
いつのまにか覚えてしまうものだということのたとえ。 テレビやラジオのCMで
よく出てくるスピードラーニングは、この原理を活用したものでしょうね。
興味を持って接すれば、その感性は自然と磨かれていく。裏を返せば、
どんなことでも興味を持って接することができる柔軟さと素直さがあれば、
その感性は自然と磨かれていくことができるのでしょう。
 
先日、頑張って美術家を目指している人と出会った。真面目で努力家。
こういうタイプの人には伸びて欲しいのだが、こうあるべきだという固定観念
強すぎて、柔軟さと素直さが足らなかった。だからアドバイスするような言葉を
伝えたのだが、通り抜けてしまった。きっとユーモアのある言葉にしたから
わかりづらかったのかもしれない…っていうか、みんな同じようなモチーフで
絵を描くのだから、あとは描く人の裁量が生命線。技術よりも伝える意識。
 
ちなみに言った冗談とは「隣りの空き地に囲いができたってねえ~、へえ~~」
という古典的なダジャレ。絵画ってダジャレとよく似ていて、鑑賞者に伝わるか
どうかギリギリの感性に呼び掛けるものほど面白い。だからまずはお笑いからだ?