学び

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画像は今年のセンター試験での英語問題。スペイン人画家の日記とその孫娘の手紙について。たまたま英語の先生が来店して、面白い文章だと教えてもらった。間違いなく自分では読解できない。大感謝です!

ちなみに内容は孫が画家の姿を実際よりも若く絵に描いたことからケンカとなる。孫は天然パーマの髪にストレートパーマをかけて、顔には化粧。装飾品で着飾る。現実に見えるもの、感じるものを描かない。他人の言うことに反発している。ついに家を出るのだが、その時に画家は孫の荷物にこっそりと手紙を忍ばせる...
。1年後、この手紙のおかげで画家の真意を知った孫は生き方を変えて創作活動に没頭。そして、コンクールで入賞した絵画の写真を画家に送った。問題は①~④の絵の中で文章と合うのはどれなのかというもの。答えは①。年老いて杖をついた画家と素顔で天然パーマの孫。なんでもない1枚の絵になるまで、多くの葛藤があったのだ。

この問題の話をお聴きして、ふと頭に浮かんだのは山口市生まれの画家・白藤さえ子さん。彼女も祖母をモデルに絵を描いている。そして、センターの問題にあった一節、「Your wrinkles are proof of your wisdom.」(おじいちゃんのしわはあなたに知 恵のある証拠だ)というポリシーでいる。
おおー、偶然なのか必然なのか、白藤さんと同じメッセージだ!さらに、「She will never become a great artist if she stops learning.」(彼女は学びをやめたら、偉大な画家に はならないでしょう)は、おばあちゃんが言いそうだし、彼女も十二分にわかっている言葉だ。なんて素敵な問題だ…でも、感激していたら解けないな。まあ、それはさておき、受験生の皆さんの夢が叶いますことを心より祈っております。