意外に思うかもしれませんが、脳はある程度の制約がないと自由に
楽しむことができません。この場合の制約は強制や命令とは異なります。
すべてが自由だとかえって面白くない。決められた制約(時間とルール)の
中で自分なりに結果を出していくことに、工夫と面白みが生じるのです。
先日の決勝戦、後半37分にダメ押しの3点目が決まった瞬間から頭の中は
喜びで満ちてしまった。勝利がゆるぎないものになったことで一気に嬉しさが
爆発してしまったのだ。正直、過去2回の戦いで無念の涙を我慢していたため、
勝ったら泣くのではないかと思っていたのだが、屈辱に耐えに耐えてきた心は、
鍛えすぎてランナーズハイのようになってしまい、テンションが高くなり過ぎた。
これも時間との闘いである競技だから味わえる感動。ゴールへ向かって、
一歩一歩近づいていく世界だから素晴らしい時間を体感できたのだろう。