芸術的

イメージ 1

女子W杯カナダ大会準決勝、日本vsイングランド。ゲームは戦前の予想通り攻撃力に勝るイングランドに、なでしこは耐え忍びながら打開策を探る展開になった。得点は前半にそれぞれPKを決めて1-1のタイスコアのまま後半アディショナルタイムへ。イングランドは次々に攻撃的な選手を交代出場させて、最後まで前掛かりに攻めようとして蹴られた縦へのボールを熊谷が冷静にカット。すばやく右サイドで待つ川澄への早いパスが繋がる。そこから快足を飛ばして前線へ持ち上がって、ゴール前へグランデ―で芸術的なクロスを送った。これに慌てた相手DF。クリアミスしたボールはゴールマウスに吸い込まれてオウンゴールする。なんとも言い難い形の得点になったが、待望の1点を奪い、なでしこは決勝進出を決めた。このゲームは選手も素晴らしかったけれど、ベンチでどっしりと構えている佐々木監督の存在が頼もしかった。W杯予選を含めてここまでやるだけのことはやった清々しさがあって、選手たちを信頼しているスケールの大きなハートを称賛したいと思います。どうか決勝戦でも、なでしこらしさを発揮して勝つことを心より祈っております!!!