10年ひと昔なんて言葉がある。世の中は移り変わりが激しく、10年も経つともう昔の こととなるという意味だ。今の世の中はもっとスピードが早くなってきたように思う。次から次へ新しい話題が生まれて、流行りものの周期は短くなった。なんでもかんでも消費社会になってしまったのだろうか？ところで10年前にレノファ山口は発足した。県教員団をクラブチーム化してJリーグを目指すという大構想。それは夢のまた夢のような遥か彼方にある目標に思えるほど、選手集めや資金面でも厳しい現実があった。そんな挫けそうな道のりを黙々と歩き続けて、そして、一昨年にJ３へ昇格して悲願だったプロチームへの仲間入り。スタート地点を振り返れば大きく飛躍した。しかし、これに満足することなく、さらなる努力を積み重ねていって、なんとリーグ優勝をして1シーズンでJ２へ昇格！誰もがその成長に目を見張った。多くの人々を魅了するサッカー文化が山口へ根付いてきたのだ。こうして蒔いた種から大きな実がなってきた。山口県民ならレノファの言葉は知らないものはいなくなった。それだけ期待されているし、それだけ責任が重くなった。今日から開幕するJ２リーグ。より厳しくなったプロでの戦いが始まる。これまでになくハードなゲームになるだろうが、みんなの期待を胸に勝利し続けること祈る。頑張れレノファ山口！
