脱皮

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臼杵万理実さんの作品のタイトル「弱虫でもできること」。山大大学院時代にありのままの自分と向き合えるようになった時に名付けた。いつまでも弱いことを理由に逃げ回っていても駄目なんだ。じっと座り込んで未来を見つめても何も変わらない。過去も過去で戻れないから悔やんでも始まらない。だったら今できることをやったらいい。中途半端な気持ちは捨てて、本気になって創作へ取り組もう。このような感覚が芽生えてきた。美術にはゴールはない。あるのは1つの作品が出来上がったら、次の作品制作をスタート地点だ。20代後半、彼女は創作への決意が生まれて、いろんなことに挑戦し始める。その行動はすべての分野においてまだまだ未熟なもの。あちらこちらに頭をぶつけながら少しずつ歩んでいる。こんなにしてまでやり続けれるほど美術は大好きなのだ。自分自身が望んでやるから前向きに頑張れる。これからも幾度も試練にあうだろうが、創作へ情熱を燃やし続けることを期待している。

臼杵裕世 臼杵万理実 2人展 日時 2016年12月1日(木)~11日(日) 11:00-19:00