育む

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美術家になりたい人は条件が整ってやれば、水を得た魚のように力が発揮されるかというとそうでもない。そもそも環境というものは常に変化していくもの。スタートした直後は良い条件であっても、天気と同じように刻々と変わっていくのだ。また、どんなに優れた道具であっても、すぐに時代遅れになる運命にあるものさ。だからまずは軸になる自分の才能とは何かを見つめてみよう。もし未熟だと思うのなら何倍も努力して、面白くなるように四六時中考えて続けたらいい。かえって悪条件の厳しい環境になって初めて、あらゆる手段を講じて創意工夫する意欲が湧いてくるものだ。自分の外にではなく、内にあるものを使って創作していこう。