独自性

f:id:gallerynakano:20201219215706j:plain


「ある者にぴったりの靴は、他の者にとってはきつい。人生において、すべての人間に適したレシピなどない」という名言がある。

人生は人それぞれ違っていて当たり前。生まれ育った環境や条件、性格、価値観など、その人だけにしかないものばかり。他人と比較したところで何の意味もない。人は人、自分は自分と切り離して考えてみること。自分以外の誰かに頼れないことを自覚してみよう。ただ自分の人生にやるべきことを熱心にやっていく。今やらなければならないことを一生懸命やらなきゃならない。なぜなら、人生は頼れる自分に近づくことで、自由な心で生きやすくなる。自分で考え、自分に指図し、行動するために、人生で直面することに一つずつ取り組み、自分をよく鍛えていかなければならないのだ。

私はこの言葉をこんなふうに解釈してみた。美術家をイメージしながら書き綴ってみた。つまり、すべての人が美術家になれる万能のレシピなんてものはない。その人に準備されたものを粛々と乗り越えていくだけ。試行錯誤と創意工夫にゴールはないから、どこまでも才能を求めた旅は続くのだろう。