春よ来い!

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郷土の偉人である香月泰男画伯。天国へ旅立たれてから四半紀近くになるが、その作品は今の時代になっても圧倒的な迫力がある。それは太平洋戦争へ召集されてから、明日をも知れない状況の中で画家であることを誇りに思い、シベリア抑留などの数々の危機を乗り越えた強い精神が作品に凝縮されているからだろう。

「春は寒くきびしい冬の後ほどよい。木の芽や草の芽の中にある春。山陽が松ならば、山陰は杉。杉の若芽に春を見よう。杉の目の穂先が好きだ、私は。」と言うのは画伯の言葉だ。暦の上では大寒が過ぎ、天気予報では寒波がやってくるとのこと。まあ、立春までの約2週間。ここが踏ん張りどころで頑張っていくしかない。何事も試練と真正面に向かいあうことで生きる力は豊かになる。ただし、私は花粉症持ち。杉もヒノキの芽も苦手。ひと山越えたら次の山が待っている。それでも寒さよりは全然平気だ。とにかく寒さに耐えて春の日を楽しみたい。