趣味と仕事

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美術作品を制作する人を大きく2つに分けるとしたら趣味と仕事になるだろう。この場合の趣味とは純粋に楽しむことを言う。その人の意志によって好きな時間に好きなように制作し、美術の文脈などを気にせずに自由にやっていい。これが仕事になるとそうは問屋が卸さない。基本的な美術の知識や技術が必要なる。このことは最低限でいいとは言え、作品の骨格となる発想や観点に見合う絵柄や形などの表現力が求められる。つまり厳しい環境の中でやり抜いていくこと。挫折や屈辱に負けずにひたすら美術家であるために創作し続ける。自分自身の限界を越えていく。その繰り返しを惜しまず、徹底的に創作できるが仕事だ。ただし、スタート地点は誰でも趣味から始まる。美術のことが好きになっただけの軽い動機。そこから四六時中美術のことを考えて行動していったら、ふと気が付いた時に美術が仕事になっている。好きで好きでやっている内に、未熟が成熟へ到達して仕事と言われるのだ。さあ、だから美術を仕事にしよう!好きの度合いが高くなったらいい。コツコツと自分のペースで美術を愛して仕事にしよう!

■め ぐ る h a n ... 櫛部 華代 個展 2018年4月5日(木)~10日(火) 11:00-19:00(最終日は18:00まで)