自由訳

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美術鑑賞後に生まれる感想とは、わかりやすく言ったら観た人による自由訳。その人らしい言葉で感じたまま、素直に言葉にすることが大切だ。ただし、作品のコンセプト(骨格となる発想や観点)から逸脱してはならない。また、だらだらと表面的なものを自由気ままに語ってもいけない。想像力をフルに働かせて、できる限りわかりやすく、自分なりに小さく噛み砕いて、相手に伝えようと努力する。そのためには美術以外の文化にも精通して、人それぞれ違うアンテナに向かって、アナウンスできるボキャブラリーを身に付けることだ。つまり何かにこだわって個性を磨いている人なら、その感性を美術へ応用して自由に語ったらいい。どんな人の感性も万能に通じるもの。自分なりの観察力を使って、自分なりの面白さを発見して、自分なりの言語で自由に表現する。美術の自分なりの方法で楽しむために、自分の持ち味を活かして語っていこう!

■2018年7月27日(金)~8月6日(月) 11:00-19:00(最終日 17:00まで) 定休日 7月31日(火)、8月1日(水) 和紙工芸シオン、藤木律子(染色)、広川隆(陶芸)