目的

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県美展というものは入賞入選することだけがすべてではない。たしかに審査員によって作品の優劣は付けられるものの、自主的に創作に取り組んでいる人にとっては、それはあくまでも通過点でしかならない。結果はとても大切なことだが、それに振り回されてはいけない。県美展は美術へ夢を持っている人にとっては、そのエネルギーを発散できる公募展なのだ。そこへ力を振り絞ることによって、自分には何ができるのかを探るためにある。創作は自分で想像するから楽しくなっていく。この基本を忘れずにいよう。
つまり自分が思う自分と他の人から見た自分と、どの程度の差があるかに気づくことが重要だ。そう、才能というものは自分一人で決めることじゃない。自分だけの価値観で才能を信じると、自分勝手な解釈になってしまう。その結果、何が正しくて何が間違いなのかわからなくなる。まるで違った方向へ進んで、とんでもない迷路に陥っていくものだ。だからこそ公募展へ挑戦していく。今現在の自分の姿を求めることで、実力がわかって成長の糧になるだろう。自分自身を正しく写す鑑と出会うことで、これからやるべきことが見えるのだ。目先の結果が人生にとって最適になることない。どこまでも続くこの道を歩む覚悟が持って創作をしていきましょう!
■第72回山口県美術展覧会 2019年2月14日(木)~3月3日(日)9:00-17:00(入館は16:30まで) 休館 月曜日 観覧料 一般500円、学生400円、70歳以上・18歳以下・障害者料 山口県立美術館 山口市亀山町3-1http://www.yma-web.jp/