平々凡々


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目の前にある平凡なことをしっかりと肯定していこう。どこにでもありそうなものに美を感じてみよう。その人の周囲にあるものとの関わり方が文化なのだ。流行っているものだけを追い求めても価値観は生まれない。人生というものは無常な世界である。刻々と変化していく世界に惑わされず、そこから何かを喜びにして何を楽しみしいけるのか。つまり自分自身の人生と向き合っていこう!等身大の自分であるために大きく目を開いていく。すぐそばにあるものに美しさ感じて楽しむことなのだ。
このたびのロベルトさんの作品展。なんでもない風景に美しさを発見している。決して山口市の名所史跡と呼ばれるほどのものではない。それなのにどの作品からも味わい深いものが伝わる。これはこの土地で自由に生きられることへの喜びが表現されている。どうしたらここで楽しく幸せになれるのか?そんな温かく優しい思いが描かれている。なんだかんだ言っても美術への謙虚さがあるから親しみが湧いてくる。自分自身の実力を素直に見つめているのだ。言葉は通じなくても心配はない。上手く言えなくても作品には気持ちが通じるものだと教えてもらった。
■HEART2018関連企画展 ロベルト・ピビリ展 チンギアーリ・エ・コ(イノシシと仲間たち) 2019年2月14日(木)~18日(月) 11:00-19:00