ナポリタン

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昨年10月上旬に行われた「イタリア×山口 古民家をアートで満たす」。イタリア人の画家 ロベルト・ピビリさんが企画したグループ展だ。その会場に入るや否や目に飛び込んできた彼の作品はとても素晴らしくて面白いと感じた。古民家という日本伝統の趣のある空間の中で、どぎつい色彩で描かれた鷺のふすま絵は、こびりついていた固定観念を破壊して、今を生きる私たちに自由を謳歌させてくれる、センセーショナル作品だと思った。
ただし、碁盤の上の碁石の並べ方がよくなかった。碁という競技の戦場には似合わないオシャレさがあった。また、座布団がなかったことで正座文化が素通りされていた。これではいくらなんでも無頓着で雑に見えてしまう。私のこの思いは奥様を通じて伝えていただき、そして、これ以上のクオリティなら、県美展が楽しみになるとも助言した。そもそもロベルトさんクラスの人なら、いつ大賞になってもおかしくはないし、この作品なら如何にも県美展に向いている。出展することを強く勧める。さらにこの秋に奥様が地域協力隊を卒業して、イタリア料理店の開店して忙しくなるため、県美展の開催時期にギャラリーで個展をして、ロベルトさんを広めることを提案する。まるっきり夢みたいな話しだけど、ワクワクする余韻は冷めなくて、十分に幸せな気持ちになっていた。いわゆる夢中になっていたのだろう。あれから時が経って、まさかこれが正夢になるとは・・・。やはり夢は語り合わなくてはならない。それと同時に日本の神様って、やっぱりカッコいい!と思った。
■HEART2018関連企画 ロベルト・ピビリ展 チンギアーリ・エ・コ 2019年2月14日(木)~18日(月)11:00-19:00