子供の頃にあった映画 ゴッドファーザー。イタリアシチリア島から米国へと移民したマフィアのドンの物語。タイムリーに見ることはなかったが、テレビで流れた予告編だけで、十分に迫力を感じていた。特に理髪店で散髪中に蒸しタオルで顔を覆っていた時に暗殺されたシーン。幼い背筋に戦慄が走った。いつなんどきに生命を狙わているのかがわからない。どんな時も油断大敵なのだ。そんなありもしないことを空想して、理髪店には命がけで行ったような残念な思い出がある。
それはさておき、昨日、馴染みの理髪店へ行った時に不覚にも寝落ちをしてしまった。お酒の飲んでも酔いつぶれたことがなかったのに、蒸しタオルで顔を覆ってから間もなく、いつの間にやら意識を失って眠っていた。なんということだ。これが日本だから良かったけど、海外だったらどうなったと思うとゾッとする。今生きているのだから良しとしよう（笑）。ただし、このことは必然的に起きたような気がする。イタリアサルデーニャ島生まれの画家ロベルト・ピビリさんの個展会期終了後の出来事。その島に古くから伝わる音楽が好きな妖精ヤナスにからかわれたのかもしれない。そう、まだ作品展の余韻から冷めていないのだろう。日常と非日常が交錯した作品に酔わされたまま、どこか千鳥足で動いているからこうなったのだ。もしかしたら肉体は山口市にあるけど、心は遥か彼方のイタリアへ飛んでいるのかも。とにかくこの続編はこれから寝床で眠ってから楽しもう！今夜はスーパームーン。とても楽しい夜になりそうだ！
■第72回山口県美術展覧会 2019年2月14日（木）～3月3日（日）9:00-17:00（入館は16:30まで） 休館 月曜日 観覧料 一般500円、学生400円、70歳以上・18歳以下・障害者料 山口県立美術館 山口市亀山町3-1http://www.yma-web.jp/
