覚醒

イメージ 1

人は誰でも崖っぷちのピンチにたたされた時に、初めて自分自身の実力が見えてくるもの。子供の頃から絵を描くことが好きでだった。ずっとずっと楽しくて脇目も振らずに続けてきた。しかし、それはただ単に続けていただけのこと。プロの世界に一歩足を踏み入れたとたん、幼稚な動機ではまったく通用しなくて、一気に窮地に立たされてしまった。それなりに覚悟はしていたものの、現実の厳しさ真正面から体感させられた。本当にやりたいものは何かを自問する。すぐに答えは浮かんできだ。だけど、その答えが正しいのかどうかは自信はない。長い間、悶々とした日々を過ごすことになった。
そんな彼女はできないことの悔しさをよく知っていた。このまま中途半端に憧れていた夢を終わらせたくはない。本気で絵を描くことが好きだった。嫌いなことだったら長続きしないし、壁にぶつかったら乗り越えられない。どうしても好きで好きでたまらないのだ。こうして始まった試行錯誤の連続。感性に頼っていた生き方を見直して経験から学ぶようになる。自分にできないことはやめて、自分にできることを磨いていこう!美術家はすべてのことができなくてもいいのだ。自分なりのスタイルを編み出すことに専念する。何が何でも1番である必要はない。従来の価値観なら落ちこぼれだと、そう言われてもいい。自分の持ち味を活かした創作をしていく。自分らしい方向性が見つかって美術へ集中できるようになった。そのまま頑張っていけ!人生は七転び八起きだ。起きあがるものにはチャンスがやって来る。
臼杵万理実 作品展 じゆうちょう 2019年3月8日(金)~17日(日) 11:00-19:00 定休日 3月13日(水)