飛耳長目

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先週、図書館で借りた本の中に松陰先生の次のような教えがあった。「事を論ずるには、まさに己れの地、己れの身より見を起すべし、すなわち着実となす」で、天下国家を論じるには、自分が暮らしている場所と自分の立場から考えはじめるべきである。それこそが着実な進め方であるという意味の言葉だ。
おおー、偶然にもジャスト国政選挙の期間中。これからの国の在り方を託す候補者や政党を選出する時だ。人それぞれ一票を投じる基準は様々なものだろう。私はいつも醸し出てくる雰囲気を大切にしている。どんな美しい言葉より、どんな素敵なパフォーマンスより、その人のオーラには誤魔化しようのない真実があるのだ。つまり背中から浮かび上がるものはとても正直なもの。これまでの人生が凝縮されていて、人間力の豊かさを感じることが多い。このポイントを注意することで、自分らしい選挙になると思っている。
ちなみにこのことは美術鑑賞も同じだ。どのように受けとめるのかで価値観は大きく変わる。個人個人それぞれの見解や見識、いろいろな観察力を使って考えることで、適正なストライクゾーンが見えてくる。このような自分らしいルーティンは万能に通じるもの。普段から自分らしさにこだわることで、独自性のある視点から観られる習慣が生まれる。そう、すべての道はローマに通じる!だからこそこのたびの選挙も高い意識で、自分の価値観に似合う人材を選びましょう!