誰にでも見えるけど、誰にもひみつだよ。秘密が、約束が、いつまでも鮮やかにトクベツにする。跡形もなくなって、消えてしまっても、永遠に存在する。まぼろしのような、夢のような、なんてことのない場所。私の、私たちだけのトクベツ。家の中、車の中、森の中、原っぱ、お寺の境内の下、細い路地裏、木の上だって、そこかしこ、誰にとって特別な場所。 詩 きたにようこ『棲みつく場所』より
彼女は自分で思っている以上に面白い感性を持つ。それなのに自己評価はかなり控えめだ。冷静な目で価値観を判断しようとしている。このことは決して悪いものではない。いつも何かが足らないと真剣な眼差し見つめ続ける。丁寧に発想や表現などを確かめることで、成長するための可能性を探っていく。つまりごく簡単に言えば今の自分をより良くするためのひと工夫を怠らない。美術に対する謙虚な気持ちが基本を忘れずに創意工夫をさせるのだろう。この調子のまま小さな気づきを大切にして努力していこう。とにかく創作の道は一人前になるまでに時間がかかるもの。夢を目指し無限の力を信じて小さな発見を積み重ねていきましょう！
■ひみつきち展 2019年8月1日（木）～4日（日） 11:00-1900（最終日は18:00まで） きたにようこ、晴海なつ、ミヤジスズカ、よしはらさほ
