修業

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若い時なら美術作品を制作するのは、修業だと思って取り組んだらいい。その理由はとても簡単。修業ならなかなか成果などが上がらないのは珍しくない。これだけ頑張ってやったのに、厳しい評価だったなんてよくあることだ。それに対していちいち悩んでしまったり、自分の才能について悲観しなくてもいい。
むしろこれは自分がひと回り大きくなるためにある。自分が好きで選んだ道なのだから、それなりに試練に出くわすのは当たり前なのだ。そう奮起して気持ちをリセットしていく。そして、ただ単純に他人の評価に受け身にならず、ひそかにベストを尽くしたことを喜び、自分で自分を褒めてあげてやる気になろう。頑張り過ぎたり、背伸びをし過ぎたりしないで、こつこつと小さな成果を拾い集めて、大きくすることを目指したらいいのだ。
つまり修業だと思うことを推奨するのは苦行僧のように生きろという意味ではない。これをせずにいられない気持ちになることで、無駄だと思えることにも何かを発見しようと努力する。ハングリーな気持ちになっていくことで、ほんのちょっとした楽しいことが、心に響いて活力のエネルギーになれるのだ。身近に存在している小さな幸せに気付こうとすること。ささやかな成果を喜びながら自分を盛り上げる工夫をしていくこと。この気持ちが1つ1つ重なっていけば、人は自分の夢中になっていける。好きなものを極めるために、世間の目を気にせずに愚直に没頭していこう!