馬が合う

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昨日、お越しになった高齢のご婦人から「ギャラリーをしていて一番の楽しみはなんですか?」と尋ねられた。そこで「自分と意気投合できる人たちと出会えることですよ。なぜなら様々な出来事を一緒に喜んだり悲しんだりできる人がいれば心強いばかり。人生を幸せだと感じるためには共感できる仲間がいなくはなりません。地位や名誉ののある人、お金を十分に持っている人、いろんなタイプの人がいるけれど、やはり一番頼りになるのは自分と馬が合う人たち。この店も長くやって来れたのは、そういう気質の人々に支えてもらったからです」と答えました。
つまり「出会えて良かった」や「また次も会おうよ」など、そんな気持ちを言葉に出さなくても、お互いの心と心で通じ合える人たちとの関係を築けたら、どんなことにチャレンジしても恐れることはありません。もし、成功すれば喜びは倍加して広がり、失敗したら辛さは半減することができるからだ。そう、人間関係というのは面白いもの。同じ目的地へ向かって進む仲間が集えたら勇気凛々だ。そして、付き合いを重ねていくうちに、ユニークなことを発見して楽しくなる。まるでスルメのように噛めば噛むほど味わいが深くなっていくのだ。
やはりノンビリと人と付き合うこと。最初に出会った時の印象に惑わされない。人は誰もいろいろな可能性を持っている。その瞬間は未熟であっても、何かがきっかけで伸びることもある。この世の中に存在するものは、すべて手をかけなければ成長しないもの。自分自身が努力を尽くさないで、良い人間関係に恵まれないのは当たり前。土地を掘り起こして、種を蒔いて、水をやり、肥料をやらねば、何も育つことはない。自分との価値観を共有できる仲間を見つけるのではなく、一緒に夢を持って切磋琢磨できる本物の仲間を育て合おう。ちなみに私はポリシーは「俺と一緒に革命を起こそうぜ!」(by チェ・ゲバラ)。これからもこれはすっと変わることはない。だからこれが面白いと思う人を求めていく。俺と一緒に革命を起こそうぜ!