阪神監督の使命

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昨年の夏に行われたアテネ五輪。その中で柔道は開催直後から金メダルラッシュで日本全国が盛り上がり、「田村で金、谷で金」や前人未踏の野村の3連覇、我が山口県出身・阿武の悲願の金など順風満帆に見えた柔道でしたが思わぬところに落とし穴が待っていた。それは男子100キロ級で五輪2連覇を狙った井上康生が4回戦で敗れるという波乱が起こった。「金メダル100%」と期待されていた井上は勝たなければならないプレッシャーからリズムを崩し、「自分の柔道ができていなかった。精神的、肉体的、技術的、3つの部分のすべてがバラバラでした。自滅ですね。」と、語った父親の言葉がすべてを表わしていた。
その翌日。おそらく井上敗退で想像もできないプレッシャーの中で戦いに挑んだ鈴木は苛酷で熾烈な戦いを頑張り抜いて見事金メダルに輝き、インタビューでは「感無量です。(中略) 斉藤(仁)先生に続くこと(最重量級の金メダル獲得)ができたのが何よりもうれしい。イェーイ! 勝ちました!」と、精神性の高さは師弟関係から生み出されることを見せつけられました。
ところで、我らの阪神の前監督だった星野仙一は武士道と男のロマンを感じさせる名将でした。彼は野球界がビジネス化してドライになっている選手たちへ勝ち負けよりも精神性の高さを掲げて進み、優勝という大仕事をやってのけ、“道”を極めるためには、良き“伯楽”との出会いが必要なことを教えてくれました。
こんなカリスマ監督の後に監督になった岡田はすごいプレッシャーだろうと思います。
だけど、それは阪神監督の使命。
だから岡田監督が満面な笑顔になる日を楽しみにしています。

頑張れ岡田!!!
浪速の名将になってくれ!!!