野球はドラマを越えてしまう

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野球はドラマを越えてしまう。
1998年、夏の全国高校野球大会は春夏連覇をねらう横浜の快進撃には、この言葉以外の称賛が浮かばなかった。準々決勝でのPL学園戦では松坂投手は250球も投げた延長17回の死闘は歴史に残る戦いに勝ち、準決勝では7回まで6点差のビハインドを8回に松坂がベンチ前で投球練習を始めると雰囲気が変わり、目覚めた横浜打線が8、9回で逆転サヨナラ勝ち。そして、決勝戦では59年ぶりというノーヒットノーランと史上5チーム目の春夏優勝を達成するという結末は、こんな話をテレビドラマの筋書きを書いたら視聴者から馬鹿するなと苦情がでそうなことが現実に起こった。

ところで昨日の阪神は福原の好投でゲームの主導権を握り、首位にふさわしい力強い勝ち方でした。ただ、2位中日も勝ったためゲーム差は変わらず2のまま。しかも中日の方が4試合ほど残りゲームが多く、その試合を全部勝つと考えたら勝率でわずか上回る僅差の首位が実態だろう。こんな接戦は自分もそうだが、阪神ファンとしては1つでも2つでも多くゲーム差をつけて楽な展開になって欲しいと願いたいわけだが、もしかしたら今年のセリーグは歴史的なマッチレースになって、劇的に史上最長の146試合目に優勝が決まるかもしれない。
なぜなら野球はありえないドラマを簡単に現実にしてしまうからだ。
だから阪神が見せるドラマを楽しみながら応援しましょう。

(画像は素材屋さんから)