ロッテのデータを収集していた時に、あらためてパリーグの順位表を見ると
1,2位の差が4.5ゲーム差で、あと0.5ゲーム差ほどソフトバンクが引き離していたら
プレーオフは2勝で勝ち抜けができたなと思いました。
ところで下記の阪神とロッテの投手陣データを見ていくと
似ていると言われる両チームが意外に相違点の多いことがわかります。
阪神
29 井川 27試 13勝 9敗 防3.86 完2 投回172 1/3 奪三145
42 下柳 24試 15勝 3敗 防2.99 完1 投回132 1/3 奪三 90
18 杉山 23試 9勝 6敗 防2.94 完1 投回134 2/3 奪三103
16 安藤 24試 11勝 5敗 防3.39 完3 投回146 奪三119
28 福原 28試 8勝14敗 防3.51 完3 投回171 2/3 奪三124
14 能見 16試 4勝 1敗 防5.77 完1 投回 64 2/3 奪三64
22 藤川 80試 7勝 1敗 1S 防1.36 投回 92 1/3 奪三139
54 ウィリアムス 75試3勝3敗0S 防2.11 投回 76 2/3 奪三 90
30 久保田68試 5勝 4敗 27S 防2.12 投回80 2/3 奪三97
ロッテ
31 渡辺 23試 15勝 4敗 防2.17 完8 投回187 奪三101
42 セラフィニ 27試11勝4敗 防2.91 完2 投回151 1/3 奪三117
41 小林宏23試 12勝 6敗 防3.31 完4 投回160 2/3 奪三129
17 清水 23試 10勝11敗 防3.83 完7 投回164 1/3 奪三 99
29 小野 24試 10勝 4敗 防2.81 完2 投回112 奪三 55
16 久保 19試 10勝 3敗 防3.40 完5 投回121 2/3 奪三 84
12 藤田 45試 1勝 4敗 0S 防2.56 投回 38 2/3 奪三 31
20 藪田 51試 7勝 4敗 2S 防3.07 投回 55 2/3 奪三 54
30 小林雅46試 2勝 2敗29S 防2.58 投回 45 1/3 奪三 33
まず、主な先発投手6人で比較しますと
阪神 ロッテ
完投数 11 28
奪三振率 79% 65%
防御率 3.74 3.07
と、ロッテは無理に奪三振を狙うよりも球数を考えながら低めに集めて堅い守りに打たせて完投される野球を基本しているようです。ちなみに阪神でも奪三振率68%で一番数字の悪い下柳が勝ち頭ということは野手が守るリズムを良くすることが好投につながることが数字の上からも証明されています。
次にリリーフ陣の3人を比較しますと
阪神 ロッテ
登板数 223 142
セーブP 43 41 (勝ち星+セーブ)
奪三振率 131% 85%
防御率 1.86 2.74
セーブポイントは同じくらいですが1イニング1個以上の奪三振と先発投手陣で
劣勢だった防御率を逆転するほどの良い内容で、
また、いくら試合数が10試合ほど虎の方が多いにしても登板数の数が大きな違いは
先発投手陣をバックアップしていたことがわかり、シーズン中と同様に日本シリーズでも
JFKが登場するまでにゲームを如何に創るかが虎の勝ちパターンになることでしょう。