美術のセンスは持って生まれたものが、そのまま放っておいても、年齢とともに成長することはない。いくら素敵な能力があったとしても、自分一人の力だけでは開花しないもの。自分ではこれなら順調にいっていると思っても、実際のところは独りよがりだったりする。自分のやり方で自由にやると、いい感覚にもいくし、悪い感覚にもいくと、わけがわからなくなってしまう。これが自分らしい個性だと言われるセンスには簡単に到達できないだろう。
だったら、どうすればセンスを育んでいくことができるのか？光る個性に磨き上げていくには何をすれば良いのか？このような疑問が浮かんできたら、美術によって繋がった友や仲間たちをはじめ、ホッとな関係になるライバルと語り合おう！ハッキリとした答えなんて生まれなくていい。それぞれが自分の引き出しを開けて、素晴らしい美術へ向かって知恵を出し合い、情熱を燃やして切磋琢磨していくことが大切だ。
つまり自分には興味がないと思っている話題でも首を突っ込んでみるといい。自分には関係がないことと心を閉ざず、行っても無駄だと先入観で判断しないこと。いつまでも自分が知っていることだけにならないように、新しい思いがけない発想との出会いを求めよう。ダイヤモンドはダイヤモンドによって研磨するように、人の才能は人との出会いによって磨かれていく。自分らしい美術センスになるために、ひとつのチームのようになって、お互いの価値観を活かし合っていこう！
