「何かを始めることはやさしいが、それを継続することは難しい」という格言がある。これは何かをやり始めた頃は新鮮な気持ちで取り組み、基本的なことを真面目に学んでいくため、センスやテクニックは目覚ましく進歩する。意欲満々な初心者に訪れてくる、右肩上がりのゴールデンタイムだ。しかし、ある程度の水準に達してしまうと、あまり成長を感じられなくなる。たしかにそれなりに上手くはなったけど、第一線で活躍する人と比べたら力量不足。だんだんとその世界に目が馴染んできて、自分自身の物足らなさに気付き始めた。一人前になるために最初の試練がやってきたのだ。
こんな時は一度立ち止まって、原点の思いを振り返って確かめよう。どういうことがきっかけでやり始めたのか？しっかりと決意と動機はなんだったのかを思い出そう。焦って先を急いだり、早く成果を出そうと慌てると、失敗してしまうだろう。まだまだ身の丈が不十分であることを知る。そして、自信過剰になりそうな自分をリセットできるチャンスにしよう。どんなことでも、ある程度長い時間をかけて努力していかなければ、才能は開花することはできない。つまりこつこつとやり続けていくこと。時には前へ進むだけではなく、立ち止まったり遠回りしながら、さまざなま角度から初心を見つめ直す。小さなことを1つずつやり遂げながら、努力を持続させるモチベーションを高めて、夢や理想へ向かって歩んでいきましょう！
■麗しきかな 美しきかな 目出度きかな 吉祥展＆アートカレンダー展 【出展者】臼杵万理実、岸透子、紀田秀夫、佐藤文恵、てご屋、はやしいくみ、舛井美佐江、村上真実、大和佳太、和紙工芸シオン 2019年12月7日（土）～25日（水） 11:00-18:00 休 12月18日（水）、19日（木）
