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あまりにも明るくて微笑ましい雰囲気に魅了される。ただ、純粋にワクワクできることをやってみたいだけ。本当にこの人たちは美術のことが大好きなのだ。まるで「美術をする人、この指とまれ!」と呼び掛けているように、一緒に楽しむ仲間を求める姿に引き寄せられる。おそらく美術を愛する気持ちが周囲にも届いて、どんどん想像力が広がっていくのだろう。

そんなイメージが伝わってくるツーショット。昨年3月に行った臼杵万理実さんの個展での一場面。イタリア人画家のロベルト・ピビリさんと、通訳抜きで話すことは難しかったが、美術を愛する心が通じ合って素敵な時間になった。いわゆる「ビビッと来る!」なんていうけど、仲間だと思える人に出会った瞬間に、言葉を交わすことなくても直感でわかるもの。同じベクトルの向きに努力しているから、この人は間違いなく味方なんだと、頭より先に感覚で理解できるのだろう。やっぱり出会いというものは面白い。偶然なのに必然的に起きていく。これからもこのような出会いが増えるように、私自身も精進して縁の下の力として役立ちたいと思う。

■HEART2019の関連企画 県美界隈展 『花』、Y氏とともに 2020年2月13日(木)~3月1日(日) 11:00-18:00 火水定休