いわゆるミラクルと呼ばれるものは、およそ2つの種類に分けることができる。1つ目は実際にそれが起きてしまった瞬間に、誰もがすぐにわかるほど鮮やかに輝いて、想定外の素敵なドラマに思いっきり酔いしれる。これは主にスポーツの競技中に発生して、そのパフォーマンスに多くの人は熱くなる。ひたむきにやっていたことが実を結び、普通ではあり得ない瞬間を味わうのだ。ここ一番に集中して打ち込んだ人に、神様がそっと手を差し伸べてくれた。そう言いたくなるほど、劇的なドラマは美しいものだ。
もう1つは誕生した瞬間はとても地味なため、目を凝らして見てもわかりにくいもの。要するに運命の出会いと呼ばれるもので、努力するべき方向性が決まっただけ。まだまだ本質についてはつかめず、感性頼みで何の手応えのない。しかし、後から考えればミラクルだったことに気が付く。何でもなかった小石が時間と共に磨かれて光を放ってくる。あの瞬間がきっかけになって成長できたのだ。思いがけないチャンスだったと後にわかってくる。
つまりミラクルには即効性と遅効性がある。その瞬間にハッキリとわかるものと、経った年月を振り返った時にわかるものだ。いずれにしても人生を豊かにするには大切なもの。自分らしい個性を育むには必要不可欠になるだろう。すべての道はローマに通じる！だからこそ急がず慌てずにじっくりと人生を踏みしめること。様々な出会いを味わいながら唯我独尊になるために真っすぐに歩んでいこう！
