利他主義

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アリストテレスの「世間が必要としているものと、あなたの才能が交わっているところに、天職がある」という名言がある。

おおー、なんてわかりやすい言葉だ。この世に自分らしい才能が役立ち、求められるものだったら、それは天や神が与えた職業だと言われるもの。言いかえれば、あることに飛び抜けた才能の持ち主であっても、世の人が生きるうえで必要とされなかったら、その人の天性にあった職業だと言い切れないのだ。ただし、天職だと言われるにふさわしい必要される才能は、世の成り行きにつれて淡々と変化していく。一度は天職だと言われる域まで達したとしても、時は流れて新しい価値観が生まれるから、いつしか隅に追いやられて見向きされなくなる。

つまり、天職として才能を活かしたいと思うのなら、いつも交わり方に気を付けていくこと。まず第一に自分の才能で他人を喜ばすことに創意工夫すればいい。このことに地道に努力を積み重ねると、いつの間にか人の輪に囲まれて、天職だと言われる日が来るだろう。そう、世のため人のためと思い込めれば、なにごとに充実感のある人生になる。一生懸命にやるのは自分のため。ひいては世のためだと信じて頑張ろう!