「考えてみれば、人が生きていることもマンネリですね。だがしかしと、わたしは続けます、そこを赤ペンで。おれはそれに甘えていいのかな？と、クエスチョンマークをつける。そうだ！マンネリであっても、マンネリの中にマンネリでないものを見つけ出すのが、おれが生きているという証拠になるなと、そう思います」という、まどみちおの詩がある。
この詩の感想をひと言で言い表すとすれば、再発見することの素晴らしさだろう。刀も使わなかったら錆びて抜けなくなるように、平々凡々とした日常の中にいると、ただなんとなく過ごすことが多い。いつの間にやら、よくわかっていると思うようになり、例え小さな変化があっても気付かなくなるのだ。
つまり、身の回りにあるものを柔軟な目線で楽しめば、いくらでも面白いことを見つけ出せる。「これってなんだっけ？」と、あらためて自分の常識を疑うことで、これまで見落としていたことを発見できる。人生の豊かさを満喫するために、日常をいろんな角度から触れて、新しい可能性を楽しんでいこう！
