夢と希望

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アリストテレス の言葉に「希望とは、目覚めていて抱く夢をいう」がある。
子供の頃に漠然と描いた夢は、大人になって考えてみれば、実際にできないことだったりする。このことは子供らしいユニークな発想で、世の中をよく知らないから浮かんでくる。ただし、どんな人も子供時代は何かに憧れて、未来の自分を想像していくもの。それには正解不正解なんてない。子供にとって重要なのは大きな夢を描くこと。こんなことがやってみたいと、馬鹿にされても堂々と言う方が頼もしいのだ。
もちろん、ある程度の年齢に達すれば、地に足のついた生き方が求められ、自然と淡い夢から覚めていく。大人になって夢の世界に酔いしれたら現実逃避になるだけ。自分らしい未来を創るための夢であること。夢を現実に照らし合わせて、実現可能性なものを見つけ出し、それに向かって最善の努力していく。つまり、夢を空想のまま終わらせずに、希望として理想を追い求めることで、日々に明るい活気が生まれていく。夢と希望、そして現実との向きあい方が大切になるのだろう。