褒める

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「子供の才能を伸ばすには、『いいね』、『上手いね』、『すごいね』と長所を見つけて褒めることだとよく言われます。これは大人にも当てはまることです」という松岡修造の言葉がある。

私は真面目に美術へ取り組む人の良い点を見つければ、すぐに『これは面白いね』と称えてしまうのは、才能を伸ばすための切っ掛けになると思うから。それゆえ、相手に気に入られるために機嫌を取ったり、お世辞にならない言葉を選んで伝えていく。短所と思われるものと合わせて指摘することでバランスを取る。なぜなら、その人が持つ長所と短所は紙一重。どちらも個性的になるためには必要なもの。それぞれの良さを損なわず、上手く活かすためには、あたたかい言葉で意識させて、創作活動の気づきや自信に繋げていきたい。